よくあるご質問

屋根の勾配は何度位?
太陽電池の発電量の面では30°が理想的です。設置工事やメンテナンスのことを考えると地域によって差がありますが、発電量が約2%しか変わらない20°~40°程度の勾配でも差しつかえありません。

設置できる屋根は南向きだけですか?
屋根の方角によって発電量が変わります。ひとつのシステムを東西などに分けて設置することもできます。

設置できない地域はありますか?
以下の地域では設置が困難です。

海沿い(飛散した海水がかかる場所)
基本的には海岸線から1Km以内はNG。
温泉地などの腐食性物質地域
標高1,000m以上の地域

上記以外でも、積雪量が1.5m以上の地域、塩害地域等、条件により設置できない場合があります。
実際の設置につきましては、ご相談させて頂きます。

電圧は100V、200Vどちらでも使用できるの?
住宅用システムは単相3線100/200V、公共産業システムの場合、3相3線200V出力が標準です。
また、特別に単相3線105/200V回路用に制作することも可能です。

塩害についてはどうですか?
一般品は塩害地域では設置不可としています。海岸より500m以内を塩害として規定していますが、これを超える地域において、屋根(カラーベスト)・外壁等塩害対策している地域も塩害地域とみなしてください。塩害地域用については、別途ご相談ください。

夜はどうしますか?蓄電池はあるのでしょうか?
蓄電機能はありません。現時点では、蓄電池はコストが高く、寿命が短いため、一般的には普及していません。なお、商用コンセントから常時充電しておくタイプや、独立電源として太陽光発電からも充電できる蓄電池はあります。

積雪の日も発電しますか?
積雪の場合は太陽電池の発電量は期待できません。傾斜を持たせた太陽電池モジュールアレイ上の、光が届く程度のわずかな積雪であれば、太陽電池セル部の蓄熱と、周囲の気温上昇により一部の雪が溶け滑落します。
一方、積雪量が多く太陽電池に光が届かなければ、発電はできなくなりますので、雪が多い地域では、雪がパネルから滑り落ちる角度とし、積雪以上のたかさの補高台に設置する等の考慮をして計画します。

影の影響はありますか?
下記のような影響があります。なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。

(1)薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)が太陽電池に掛かった場合、発電量が低下しますが、ゼロにはならず影の部分でも周囲からの散乱光により1/10~1/3程度発電します。

(2)落ち葉など不透明な物体が太陽電池の表面に貼りついた場合、その物体により遮られる光の量による発電量の低下以上に太陽電池の発電量は低下します。長期間その状態が続くと光の遮断された部分のセルが高温となって特性が低下するホットスポット現象が発生する場合もあります。

蓄電池はどのような環境にも設置可能ですか?
蓄電池は原則としてメンテナンスが容易にでき、火災による被害を受けない場所に設置することが推奨されております。
その他要件が求められますが、環境(寒冷地や塩害地域)によっては設置不可となる場合もあります。

既に太陽光パネルを設置済ですが蓄電池を設置できますか?
上記のとおり、設置要件を満たしていれば設置は可能です。

蓄電池にはどのような種類がありますか?
現在、主として鉛蓄電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池・NAS電池の4種類があります。

蓄電池の寿命はどれくらいですか?
下記を参照してください。

鉛蓄電池:17年(3,150サイクル)
ニッケル水素電池:5~年(2,000サイクル)
リチウムイオン電池:6~10年(3,500サイクル)
NAS電池:15年(4,500サイクル)

蓄電池の使用上でよくあるトラブルはありますか?
蓄電池の停止です。
蓄電池が故障やエラーで停止した際、自動復帰すれば問題はないですが 運転が停止すると自動的に買電へ切り替わる設定の場合は、停止していることに気付きにくく、放置してしまう場合があります。